JUNO 柴田朋子さん
人間は「社会的動物」だと言われる。誰しも一人で生きることはできず、他者と関わり合い、交流することによって人間になるのだと。だからこそ、私たちは高度で複雑なしくみを創り上げ、今日まで発展することができたわけだが、一方で人間の悩みや苦しみの多くは、他者や社会とどうのように関わるかということに起因する。「私たちはどう生きるか」-古来、多くの哲学者たちが向き合ってきた問いであり、この問いから文学をはじめ様々な芸術作品も生まれてきた。でも…、芸術家になりたいわけではなく、日々の暮らしを過ごしていかなくてはいけない私たちにとって、この問いはあまりにも重く、一人では抱えきれないこともある。









